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若い人こそエンディングノートを作成しよう!

終活は、これまでの自分を振り返り、これからの自分の生活をイメージするところからスタートします。

終活で最も重要なステップのひとつに「エンディングノートの作成」があります。

  • 「エンディングノートって何?」
  • 「若い人にエンディングノートって必要なの?」

この記事では、若いからこそエンディングノートの作成がおすすめ、ということを解説しています。

エンディングノートの作成を開始するきっかけとして参考にしてください。

目次

エンディングノートとは?若い人向けに簡単に紹介

エンディングノートとは、「自分自身の情報や、終末期や亡くなった後の希望を書いておくノート」です。

自分の夢やこれからやってみたいことを考えてエンディングノートに書くことは、終活で最も重要なステップのひとつと言われています。

では、エンディングノートを書くことは、若い人にはまだ早いことなのでしょうか?

人は誰でも、いつ自分の身にもしものことが起きるのかわかりません。

もしものことがあったときに、自分のことで家族に伝えておかなければならないことが何も残されていなかったら、家族は大変です。

若い人がエンディングノートを書くことは、自分のもしものときに備えて、早ければ早いほどリスクヘッジのひとつとして考えることができます。

エンディングノートと遺言書5つの違い

エンディングノートと遺言書の違いについて見てみましょう。

法的拘束力

エンディングノートには、法的拘束力がありません。

そのため、相続に関する手続きなどに使用することができません。

自分の希望を示すことはできても、それを強制させることはできません。

遺言書には、法的拘束力があります。

相続における遺産の分割について、遺言書に書いてある内容のとおりに従わせることができます。

書き方

エンディングノートには、書き方に決まりがないので、自由に書くことができます。

一般的な紙のノートに書いても良いですし、パソコンやスマホのアプリでも作成することができます。

遺言書は、決められた形式で書かなければなりません。

もし形式を守らないで、エンディングノートのように自由にかいてしまった場合には、その遺言書は無効になってしまいます。

費用

エンディングノートを一般的な紙のノートで作成するのであれば、ノート代として数百円、市販のエンディングノートを買って作成する場合でも数千円で購入することができます。

遺言書には「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」があります。

作成費用としては、数百円から数万円となります。

「公正証書遺言」の場合、数万円かかりますが、公証役場の公証人が関与して公正証書のかたちで作成するので、遺言書の効力に疑いがなく安心です。

内容

エンディングノートは、自分の希望や家族に伝えておきたいことを、形式にとらわれずに自由に書くことができます。

また、思いついたときにいつでもすぐに書き直しすることが可能です。

遺言書は、決められた形式で作成しなければならず、書き直しをする場合も所定のルールに則って行わなければならないため、手間がかかります。

内容を確認できるタイミング

エンディングノートの内容は、生前または死後すぐに、いつでも確認することができます。

故人の希望をすぐに確認することができますし、意識不明になった場合でも、すぐに確認することができます。

遺言書では、「公正証書遺言」の場合、公証人役場で保管されるので、事前に確認することはできません。

「自筆証書遺言」の場合は、所定の手続きにより法務局で保管してもらうことができますが、そうすると事前に確認することはできません。

法務局に保管してもらわない場合には、家庭裁判所の検認を受け、相続人全員がそろっていなければ遺言書を開封することができません。

勝手に開封してしまうと、遺言書は無効になってしまいます。

エンディングノートは若い人のほうが向いている3つの理由

エンディングノートを書くのは若い人の方が向いていると言われます。

その理由は何でしょうか?

家族の負担を減らせる

人は誰でも、いつ自分の身にもしものことが起きるのかわかりません。

もしものことがあったときに、自分のことで家族に伝えておかなければならないことが何も残されていなかったら、家族はどうしたらよいのか対応に困ってしまいます。

もしものときに備えて、早ければ早いほどリスクヘッジのひとつとして考えることができます。

若い人の多くは、パソコンやスマホに、写真や動画などを保管しています。

また、銀行や証券会社との取引もインターネットで行っていることも多いです。

もしものときに、家族がその存在やログインIDを知らなければ、大切な思い出や保有していた財産を把握することができません。

生活を見直すきっかけになる

エンディングノートを書くことは、これまでの自分を振り返ることになり、保有する資産、経験、考え方を棚卸しすることができます。

これまでの自分の人生の棚卸しをすることにより、若いからこそ今後のライフプランを時間をかけて練り直し、構築していくことができるでしょう。

感謝の気持ちを伝えやすい

若いうちは、照れくささから、自分の本当の気持ちを上手く伝えられないということがあります。

伝えたくてもなかなか言葉にできない感謝の気持ちを、文字であれば伝えられるということもあるのではないでしょうか。

エンディングノートを書く3つのツール

では、エンディングノートを書くには、どのようなツールがあるのでしょうか?

パソコンで書く

パソコンで、エンディングノートのひな形となるワードやエクセルなどのテンプレートファイルをダウンロードして作成するという方法です。

テンプレートファイルのダウンロードは無料でできるものがあります。

パソコン内で作成するので、エンディングノートの保管場所を忘れるということがありません。

また、紙のノートに比べて手軽に書き直しを行うことができます。

アプリで書く

スマホのアプリを使ってエンディングノートを書くという方法です。

エンディングノートの情報がスマホにデータとして残ります。

アプリには、写真、動画、音声として残しておくことができるものもあります。

スマホを使い慣れている人にはおすすめの方法です。

思いついたらすぐに書き込むことができ、書き直しも簡単です。

有料で使えるものと無料で使えるものがあります。 

無料版では使える機能が少ないです。

また、サービスが終了してしまうことや、パスワードを忘れてしまうとログインできなくなってしまうことに注意が必要です。

紙に書く

一般的には、市販の紙のノートまたは市販のエンディングノートを購入して作成している人が多いです。

費用をかけずに、すぐに始められる気軽さがあります。

パソコンで作成することに比べれると書き直しに手間がかかりますが、持ち運びができるので、家族の目につきやすい所に置くことができます。

エンディングノートに書いてはいけないこと

エンディングノートは自由に書くことができますが、書いてはいけないこともありますので注意しましょう。

パスワードと暗証番号

オンラインアカウントのパスワード、銀行口座やカードなどの暗証番号はエンディングノートに書いてはいけません。

パスワードや暗証番号が記載されたエンディングノートが悪用された場合、情報漏洩により、大きな被害を被ることになってしまいます。

遺産相続配分

エンディングノートには法的拘束力がありません。

そのため、エンディングノートに相続財産の配分を記載していたとしても、必ずそのとおり実行する強制力はありません。

遺産相続配分については遺言書を作成する必要があります。

若い人向けの無料ダウンロードできるエンディングノート

インターネットで調べると無料でダウンロードができるエンディングノートも存在します。

まとめ~若いうちにエンディングノートで終活を始めよう

以上、若い人へのエンディングノート作成のおすすめについて見てきました。

エンディングノートとは、「自分自身の情報や、終末期や亡くなった後の希望を書いておくノート」です。

自分の夢やこれからやってみたいことを考えてエンディングノートに書くことは、終活で最も重要なステップのひとつと言われています。

人は誰でも、いつ自分の身にもしものことが起きるのかわかりません。

もしものことがあったときに、自分のことで家族に伝えておかなければならないことが何も残されていなかったら、家族は困ってしまいます。

若いうちからエンディングノートを書くことは、もしものときに備えて、早ければ早いほどリスクヘッジのひとつとして考えることができます。

遺言書と異なり、エンディングノートには法的拘束力はありませんが、自分の考えや気持ちを思いつくままに気楽に書くことができ、またいつでも書き直すことができます。

これまでの自分を振り返ることになり、人生の棚卸しをすることができます。

エンディングノートを書くことで、若いからこそ今後のライフプランを時間をかけて練り直し、構築していくことができるでしょう。

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