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古いアルバムや写真の整理から始める終活!やり方とタイミングは?

「終活」とは、「人生の最期を意識しながら、これからの人生を自分らしく生きるための準備をし、亡くなった後に備えること」です。

「終活を始めたいけど、何から始めればよいのかわからない?」と思っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、終活をあまり難しく考えずに、「古いアルバムや写真の整理から終活を始めてみてはいかがでしょうか?」という視点で解説しています。

終活をスタートさせるきっかけとして参考にしてください。

目次

アルバムや写真の整理が終活になる理由

終活では、相続やお葬式・お墓のことなどを決めますが、自分の身の回りのモノを整理することも終活のひとつです。

そして、終活の中でも手をつけやすく、始めやすいと言われているのが、アルバムや写真の整理です。

必要な写真を整理することによって、これまでの大切な思い出を、これからも受け継いで行くことができます。

アルバムや写真の整理をすることは、「人生の棚卸し」と言えるかもしれません。

しかし一方で、アルバムや写真の整理をした結果、「残しておくのか」、「処分してよいのか」の判断に迷うことがあります。

この判断は、本人にしかできないものです。

実は、故人のアルバムや写真の整理は、遺族にとって大きな負担になってしまうのです。

遺族に負担をかけないためにも、アルバムや写真の整理は、終活により、できるだけ自分の判断で終わらせておくことが大切です。

アルバムや写真の整理をしたほうが良い理由

なぜアルバムや写真の整理をしたほうが良いのか、その理由について見てみましょう。

保管場所に困る

写真が好きで、子どもの運動会や家族旅行などのイベントのたびに写真を撮って残している家庭が多くあります。

このような家庭では、アルバムや写真がどんどん蓄積されていくので、保管する場所に困ってしまうのではないでしょうか?

アルバムや写真の整理を行い、必要なものだけを残すようにすれば、保管場所についての悩み事は解決することができます。

遺族が処分しづらい

故人が残した写真には、故人の思い出がたくさん詰まっています。

もしも故人が生前にアルバムや写真の整理をしないまま大量に残していた場合、遺族は処分してもよいのか、判断に困ってしまいます。

故人が残した写真の、要・不要の判断は、本人しかできないからです。

故人が生前に、「残すもの」と「処分してもよいもの」を決めておけば、遺族は困ることはありません。

今までの人生の振り返りができる

アルバムや写真の整理を行うことで、自分の過去の出来事を思い出すことができ、今後の人生を考えるのに役立てることができます。

写真を見て振り返りながら、「いつかやってみたかったこと」、「再会したい人」などを再確認することができることでしょう。

アルバムや写真の整理で得られるもの

では、アルバムや写真の整理をすることで、何を得ることができるのでしょうか?

遺影写真も選べる

アルバムや写真の整理をすることで、自分の葬儀で使用する遺影写真を選ぶことができます。

葬儀には遺影写真は欠かせないものです。

もしも死についての急な知らせが入った場合でも、遺影写真をあらかじめ準備しておけば、あせることがありません。

逆に遺影写真が決まっていない場合には、遺族にとって大きな負担になります。

「遺影写真は、これを使ってほしい」と思い入れのある人も多いでしょう。

生前に、自分の葬儀で飾ってもらうことを意識しながら、自分で納得のいく遺影写真を選んでおけば、自分も遺族も安心することができます。

幸福感を感じられる

何と言ってもアルバムや写真には、これまで生きてきた人生の思い出がつまっています。

年月が経てば、当然アルバムや写真の量は増えていきます。

これらを整理することで、これまでの人生を振り返りながら、忘れかけていた楽しい思い出がよみがえってきます。

また、葬儀のときには、集ってくれた遺族や友人・知人が、昔の写真を見て故人を振り返りながら見送ってもらえるので、幸福感を味わうことができるでしょう。

認知症予防になる

アルバムや写真には昔の楽しかった思い出がたくさんつまっています。

自分の思い入れがあります。

楽しかった思い出を振り返りながら、周りの人に思い出を話すことで、記憶がよみがえり、認知症予防になるとも言われています。

認知症は今後ますます深刻な問題になっていくので、予防策のひとつになることは、重要な価値があると考えられます。

写真の整理を始めるタイミング

写真の整理は、いつから始めればよいのでしょうか?

結論としては、「写真の整理はいつからでも始められる、やろうと思った時が始め時」と言えるでしょう。

ただし、写真の整理をあまり早くからやってしまうと、「自分の死後に、本当に残してもらいたい写真を選ぶのが難しい」と考える人がいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、アルバムや写真がたくさんあるのであれば、保管場所の問題もありますので、家の中をスッキリさせるためにも早く始めたほうがよいでしょう。

写真の整理のやり方とポイント

写真の整理のやり方やポイントについて見てみましょう。

写真の整理は、人生の節目(生まれたとき、入学式、卒業式、結婚式など)やイベント(運動会、旅行など)ごとにまとめると効率的でしょう。

また、年代ごと(20代、30代など)にまとめてもよいでしょう。

後で振り返るときに見やすいです。

たくさんの写真を残したい場合や思い入れが強くてなかなか捨てられないという写真がある場合には、写真をデータ化して保管しておくとよいでしょう。

データ化をすれば保管場所をたくさんとられることなく、いつまでも綺麗な状態のままの写真を保存することができます。

CDやUSBメモリーなどで保管することになります。

写真のデータ化はパソコンとスキャナーを使えば自分でも対応することができます。

きちんと残しておきたいということであれば、業者に依頼した方が確実です。

業者に作成してもらえば、例えば、昔の懐かしい写真を、テレビの大画面で鑑賞するということもできます。

故人が残したアルバムや写真には、故人の思い出がたくさんつまっています。

遺族はどのように処分すればよいのかわからず、困ってしまいます。

写真の整理ができたら、「残しておきたい写真」、「遺影で使用する写真」、「処分してもらってよい写真」に分けて、エンディングノートなどに残しておくようにしましょう。

まとめ

以上、アルバムや写真の整理から始める終活について見てきました。

アルバムや写真の整理は気軽に始められるので、終活を何から始めたらよいかを悩んでいる人にはおすすめです。

終活を難しく考えずに、自分のペースで少しずつ始めていけるからです。

これも終活で必要なことのひとつです。

そして、アルバムや写真の整理は、できるだけ生前に自分の判断で終わらせておくことが大切です。

「残しておくのか」、「処分してよいのか」の判断は本人にしかできません。

アルバムや写真には思い出がたくさんつまっているので、処分してよいのか判断することは、遺族にとって大きな負担になります。

遺族に負担をかけないためにも、アルバムや写真は終活で整理しておきましょう。

また、アルバムや写真の量が多くなってくると保管場所に困りますので、データ化しておきましょう。

保管場所をとられないうえに、いつまでも綺麗な状態のままの写真を保存することができます。

まずは、自分の身の回りのモノを整理する、アルバムや写真の終活から始めてみましょう。

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