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エンディングノートの終活アプリで出来ることは?デメリットも解説

エンディングノートを書きたいけど、「書くのが面倒」、「そもそも、どのように書いたらよいかわからない」と思っている人はいませんか?

エンディングノートを、書面ではなく終活アプリで作成するという方法もあります。

終活アプリは、スマートフォンやタブレット端末からダウンロードして、エンディングノートを手軽に作成できるツールです。

この記事ではエンディングノートを終活アプリで作成する際の、できること、メリット・デメリットについてまとめましたので、参考にしてください。

目次

エンディングノートの終活アプリとは

エンディングノートとは、「自分自身の情報や、終末期や亡くなった後の希望を書いておくノート」です。

エンディングノートは、一般的には書面で作成しますが、終活アプリを使って作成することもできます。

つまりエンディングノートの終活アプリとは、スマートフォンやタブレット端末からダウンロードして、デジタルデータとしてエンディングノートを手軽に作成できるツールです。

終活アプリであれば、修正や書き直しが手軽にできるので、書面にまとめるよりもより効率的に作成することができます。

なお、ほとんどの終活アプリは無料でダウンロードして使用することができます。

エンディングノートの終活アプリでできること

エンディングノートの終活アプリには、住所・氏名などの自分自身の基本情報、人生の終末期から自分が亡くなった後の希望を残すことができます。

「終活について学びながらエンディングノートを作る」「資産管理ができる」「自分史が作成できる」「遺言書が作れる」というような機能を持った終活アプリもあります。

エンディングノートタイプの終活アプリで入力できる一般的な項目としては以下のものがあります。

「住所・氏名などの基本情報」「医療・介護の希望」「資産・負債情報」
「親しい人の連絡先」「ペットの情報」「相続についての希望」
「遺影に使って欲しい写真」「葬儀・納骨・お墓に関する希望」

そもそもエンディングノートは自分の思いを自由に書くものなので、入力する内容や形式を決めずに、メッセージを自由に残せるというアプリもあります。

入力した内容を自動でインターネット上に保存してくれる機能を持つ終活アプリもあり、データの破損や紛失を心配しないで済みます。

また、作成したエンディングノートの内容を、利用者以外の家族と共有することができるという機能を持っている終活アプリもあります。

せっかくエンディングノートを作成しても、そのことを家族が知っていなければ意味がありません。

このような機能があれば、エンディングノートの内容を更新しても、家族はその内容をこまめに確認することができるので安心です。

エンディングノートを終活アプリで残す5つのメリット

エンディングノートを書面ではなく、終活アプリで残すことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

無料で気軽に始められる

終活アプリは、スマートフォンやタブレット端末から無料でダウンロードできるものが多いです。

ゲームをダウンロードするような感覚で、気軽に始めることができます。

編集や削除が簡単にできる

ダウンロードした終活アプリに入力した内容はデジタルデータとなります。

デジタルデータであれば手軽に編集できるため、修正作業も簡単に行うことが可能です。

エンディングノートの内容は定期的な見直しが必要です。

書面に手書きとして残しておくと、修正を行うときに書き直しが必要になり、手間がかかります。

一方で、終活アプリにより修正作業を簡単に行うことができれば、エンディングノート作成の負荷を軽減することができます。

いつでもどこでも更新できる

終活アプリであれば、思いついたときにすぐ入力・修正ができるので、いつでもどこでもエンディングノートを更新することができます。

ただし、入力・修正を後回しにしてしまい、その結果エンディングノートの作成がおっくうにならないように、マメに対応していくことが大切です。

スマホで簡単に情報整理ができる

終活に関する情報は、見直していくうちにどんどん増えていくことが考えられます。

しかし、終活アプリであればデジタルデータとしてアプリ内に集約されるので、情報を整理しやすく、かつ紛失の心配がありません。

また、メッセージの量が増えたとしても、書面のように量がかさばることがありません。

音声や写真、動画も残せるものがある

終活アプリには、スマートフォンやタブレット端末内に音声や写真・動画を記録できるものもあるので、別途保存する手間を省くことができます。

一方で、書面のエンディングノートであれば、残せるメッセージは通常文字のみとなり、音声の保存はできず、写真や動画は別途カメラで撮影して保管が必要になります。

エンディングノートを終活アプリで残す5つのデメリット

では逆に、エンディングノートを終活アプリで残すことのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

スマホに慣れていない人には操作が難しい

終活アプリはスマートフォンやタブレット端末を操作し、エンディングノートの内容をデジタルデータとして作成・保存することが前提になります。

そのため、シニア世代などデジタル端末の操作が苦手であったり不慣れな方にとっては、終活アプリの活用が難しく感じられるかもしれません。

トライ&エラーを繰り返しながら、馴染んでいきましょう。

使える機能を増やすのは有料

終活アプリの基本利用は多くの場合無料ですが、特別な機能を増やすと別途費用が発生することがあります。

例えば、銀行口座や証券口座と連携させて、資産残高を自動で計算・管理する機能などは有料となります。

法的拘束力はない

エンディングノートは、あくまでも自分自身の思いを家族に伝えるために、記録として残しておくためのものであり、法的拘束力はありません。

これは終活アプリで作成しても、書面のノートで作成しても同じです。

自分の死後、遺族が相続で揉めないようにしたいのであれば、法的拘束力のある「遺言」の作成が別途必要になります。

サービスが終了する場合がある

終活アプリはWEB上のサービスであるため、終活アプリの提供事業者がサービスを終了してしまうと、作成したエンディングノートの内容が消滅してしまうことになります。

大切なデータの消滅を防ぐには、バックアップがとれる終活アプリを使う必要があります。

一方で、エンディングノートを書面で作成した場合には、ノートを紛失・滅失しない限り、確実に残しておくことができます。

決まったフォーマットで自由度が低い

終活アプリでは入力する内容や形式が決まっているものが多いです。

書面のエンディングノートでは、白紙のノートに、各項目と内容を、自分自身の思いで自由に書いていくことになります。

これに対して終活アプリでは、形式・項目が決まっていて、質問に回答していくかたちです。

終活アプリは、「終活で何をしたらよいのかわからない」という人には便利ですが、自分自身の思いを自由に書きたいと考える人には不便に感じられるかもしれません。

まとめ~エンディングノートを終活アプリで作る

以上、エンディングノートを終活アプリで作成する際に、できること、メリット・デメリットについてご説明しました。

エンディングノートとは、「自分自身の情報や、終末期や亡くなった後の希望を書いておくノート」です。

エンディングノートの内容は定期的に見直しが必要です。

終活アプリは基本的には無料でダウンロードして入手することができ、修正や書き直しが手軽にできるので、書面にまとめるよりもより効率的に作成することができます。

エンディングノートは、終活アプリを使えば誰でも手軽に作成することができるのです。

なお、せっかくエンディングノートを作成しても、そのことを家族が知っていなければ意味がありません。

終活アプリでエンディングノートの作成を始めたら、そのことを必ず家族に伝えましょう。

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